こんにちは!こむぎです。
趣味でラーメンを自作しています!
僕は普段 MARCATO アトラス150 というパスタマシン使ってラーメン用の麺を作っています。こいつですが実は麺なら何でも作れます。
今回はちょっと趣向を変えましてうどんの作り方を紹介しようと思います。
うどん材料(4人前)
・春よ恋(強力粉)400g ※1
・塩 20g ※2
・水160g ※3
材料はこれだけです。非常にシンプル!加水率が1%違うだけで麺の雰囲気が変わるので、きっちり測ることが重要です。
※1 小麦粉について
うどんには通常「中力粉」を使います。中華麺は「強力粉」を使用します。柔らかくモチモチ、ツルツルした食感を楽しむため、うどんには中力粉というのが定番です。
ですが、当ブログでは国産の「強力粉」をオススメします。讃岐うどんのようなコシの強い麺を作る場合は、強力粉を使った方が美味しい麺を簡単に作ることができます。
騙されたと思って一度やってみてください!
オススメうどん用小麦粉
春よ恋
北海道産の強力粉。パンを焼くのに使われることが多いですが、麺作りにも最適な小麦粉です。多加水に向いておりうどん作りにも最適!色白でモチモチとした甘味のあるうどんを作ることができます。
白椿
やっぱり中力粉が良い場合はコチラ。京都の富澤商店で唯一売ってるうどんに使える中力粉。ビヨーンと伸びる粘りコシ。色が白くて使いやすいです。
※2 塩の量
うどんは中華麺やパスタに比べて、生地にコシと張りを出すために多めの塩を入れます。小麦粉の重量に対して5%の塩を入れると良いでしょう。
※3 加水率について
うどんはモチモチ感、ツルツル感を楽しむので加水率は高めです。管理人のオススメは小麦粉の重量に対して40%です。
※ネットでうどんの作り方を調べていると「加水率は50%」などの情報もありますが、これは塩の重量も含まれています。純粋な水の重量は小麦粉の40%前後と覚えておきましょう。
うどんの作り方
1. 水に塩を溶かして、水回し
水に塩を全量入れてしっかりと溶かします。
小麦粉に塩水を半分入れます
箸などでフワフワっと混ぜていきます。
ある程度混ざったら残りの水を全部入れて、今度は手を使って巻き上げるように、さらに優しく攪拌していきます。
水分が粉の一粒一粒に均等に行き渡ることをイメージし、パン粉状になることを目指します。
2.ジップロックに生地を入れて30分ほど休ませる
生地をジップロックなどに入れて乾燥しないように密閉したらしばらく置いておきます。浸透圧の法則で、生地の隅々まで水を行き渡らせます。まだ生地はまとめたらダメです。粉状のまま置いておきます。
3, 足踏み&たたむ
次に足踏みで生地をまとめていきます。ジップロックの端を少しだけ開けといて
下のほうから足で踏んでいきます。
一通り踏んで伸ばしたら
生地をたたんで、再び踏んでいきます。
生地がなめらかになるまで繰り返します。3〜5セット程度でOK
4.再び生地を寝かせる(熟成)
生地がなめらかになったら、再びジップロックを閉めて、一晩生地を寝かします。これを熟成といいます。
踏んで、たたんでを繰り返すと、小麦粉内にグルテンが生成されて生地が結合されます。踏めば踏むほど硬くなるので、生地を休ませる必要があります。また、ここで一晩寝かせることによって、水分がさらに均等にいきわたり、生地の表面がなめらかになり、茹で上がった麺の喉越しが格段に良くなります。生地を冷蔵庫に入れて、最低一晩寝かせることをオススメします。
※絶対に必要な工程では無いので、時間のない人は1時間ほど寝かせるだけでもOK
5. 生地を麺棒でのばす
生地に打ち粉をして、
僕が使ってる打ち粉はコレ。なければコーンスターチや片栗粉で代用しましょう。
綿棒で伸ばします。なるべく四角い形になるように意識します。
6. パスタマシンで伸ばす
生地をパスタマシンに通せるように半分に切ったら
メモリ0で生地を伸ばします。うどん用には3.5mmの切り刃を使いますが、メモリ0で通しておけば壊す心配はありません。逆にこれ以上分厚いとパスタマシンを壊すリスクがあるので、からなずメモリ0は通しておきましょう。
7. パスタマシンでカットして麺に
3.5mm刃でカットします。
※Atlus150の現行機は3.5mm刃はついてませんので、使いたい人は単品刃を購入してください。
8.完成
できました!
ゆで方
うどんの麺はとにかくたっぷりのお湯で茹でるのがポイント。持ってる鍋の一番大きいものを使って、麺を泳がせながら茹でていきます。
今回のレシピの場合は茹で時間は12分です。釜揚げで食べる場合は11分。
うどんの場合、中華麺やパスタと違いアルデンテは目指さず、芯までしっかり湯できってしまうことが重要です。
冷水で締める
茹でた麺は通常はザルであげて冷水でしっかりと締めます。
冷たい麺の場合はこのまま盛り付け
あったかい麺の場合は、締めた後の麺を再度湯煎して温めます。
美味しいうどんの完成やでー
うどんの作例
ちく玉ぶっかけうどん
麺のコシを楽しむなら冷やしがおすすめ!ぶっかけうどんです。
ちくわの天ぷらと、卵の天ぷらを添えてます。卵は半熟卵を水でしっかり冷やして衣をつけて揚げてやります。すると外はサクサク。中は黄身がとろーりの美味しい天ぷらができます。しっかりとしたコシと滑らかな喉越を楽しむ冷やしうどんは手打ちうどんの王道の食べ方なんじゃ無いでしょうか?めちゃくちゃ美味いです!
肉きつねうどん
あったかいうどんです。甘いきつねと、甘い肉とうどんが合ってます。
以上パスタマシンでのうどんの作り方でした。
うどんはパスタマシンがなくても、手打ちでも作れますがパスタマシンを使った方が圧倒的に楽で美味しくできます。興味がわいたら是非作ってみてください。
ではまた!