どうも!こむぎです!
趣味でラーメンを自作していますがジギングも好きや!
11月も中旬を越えて秋も深まり、我が京都府の海もジギングの季節に入りました。特に京丹後の海は経ヶ岬沖の白石グリを筆頭に、全国有数のジギングスポットとして、晩秋から真冬。春先まで、寒ブリや寒サワラを狙ってたくさんの釣り人が集まる名所!
先日武庫川一文字でメジロもサワラも釣りましたし、次は日本海のジギング船で大物を釣りたい気分です。実は今年から本格的にジギングをやってやろうと思ってまして、タックルも買い揃えてしまいました。僕のやる気の表れです。
しかし仕事も忙しくて平日は有給も取りづらく、京丹後方面で土日に乗れる船が無いか探していたのですが…めぼしいところは全滅。あっちゃこっちゃネットで調べているうちに、福井県の小浜市から京丹後まで遠征してジギングに出ている船を発見。小浜から経ヶ岬ってちょっと遠くないか?とは思いましたが今回は小浜から出ているルアー船富丸でお世話になることにしました。釣りに行けないのが一番嫌ですからね。
オフショアの釣行回数は増えましたが、ブリを狙った本格的なジギングは実質2回目。用意したニュータックルで果たしてブリは釣れるのでしょうか?
使用したタックル
ロッド:天龍 ジグザム Deep Rider jdr581s-4k
このロッドは僕が愛用している京丹後の釣り船、まるいち丸の船長がブログにて「さんざん試してコレが一番良い」と断言されていたもの。船長を信じてコレに決めました。ロッドの性質がしゃくった時のジグの動きやブリとのファイトにも影響しますので、京丹後でジギングやるならこのロッドで間違いない!…と信じています。
581は長さ。sはスピニング。4はロッドの強さで2〜6まであります。
リール:シマノ 20ストラディック 8000PG
中古のバイオマスターで済ませるか悩みましたが、技術の進化が著しいのでリールはとにかく最新のものを買うべきという情報もあって、思い切って買いました。
他の選択肢としてシマノでいうとステラやツインパワー。ダイワならソルティガなど高級なSWリールはたくさんありますが、ちょっと値段が高すぎて手が出ません。
レンタルタックルで済ませるという選択肢もある中で、正直コスパを考えると一択だよなーとも思います。Youtubeでいろいろインプレも見ましたが、ステラと同じぐらいシルキーな巻きごこちらしいのですがホンマですかね?(ステラを触ったことが無いのでなんとも言えません。)とにかく悪い評判はあまり見当たらなかったです。
ちなみに京丹後のジギングは100mの水深に200gのジグを落として巻き上げるハードな釣り。よってPG(パワーギア)は必須。大きさも8000から10000が良いとのことです。
ライン:楽天で買った謎のPEライン 3号
ラインはこちらです。楽天ポイントが余ってたのでこれで済ますことにしました。300mのPE3号でこの値段なら安いと思います。楽天でPEラインは結構売ってますがその中でもまともそうなものを選んでいます。まあ大丈夫でしょう。きっと。
リーダー:シーガー フロロ ショックリーダー 50lb.
これも釣具屋でどこでも売ってるものですけど、小分けで安いのでいつもコレを使ってます。リーダーはもう少し強いものでも良いみたいですね。僕はタチウオテンヤのリーダーと兼用しているので、こちらの強さにしています。
釣行日当日
天候は晴れ。風も波もなく穏やか予報。大潮。今までオフショアで大潮でいい思いをしたことないですが…どうなんでしょうか。
小浜市の小浜新港が集合場所です。
7:00出港とのことで、6時に到着。すでに何台か車は集まっており皆さん早速荷物を下ろして準備しています。
初めての船。富丸。朝写真を撮り忘れて帰りの写真を載せます。遊漁船としては結構大型の船に入ると思います。
なにやら皆さんでっかいクーラーボックスを次々と車から下ろしています。嫌な予感がする。常連ぽい人に話を聞いてみると、クーラーは各自持ち込みで、氷も自分で用意する必要があるとのこと。
やばい!
京丹後のジギング船は基本魚は船のクーラーに預かってくれますので、それが当たり前だと思っていて発泡スチロールの持ち帰り用のブリ箱しか持ってきていません。いつも氷ももらえるのでもちろん持ってきてません。ダッシュでコンビニに氷を買いに行き、発泡スチロールのブリ箱を持ち込むことにしました。
こういう事もあるんですね…
オフショア釣行は船ごとにルールが違うので、油断せずに事前に聞いておく必要がありますね。
ふー。もう大丈夫かな?
一息ついて気がつきましたが、お客さんらしき人の人数が17人います。船は一隻です。「まさかこれ全員乗るわけちゃうよな。」と待っていましたが、なんと全員乗るとのこと。どうやら両舷に人を乗せてジギングをするようです。京丹後はタイラバだろうがジギングだろうが片舷ドテラ流しが当たり前だったので、これもびっくりしました。
またこの人数の対応でも船長は一人ですが、出港前の縄ほどきや、荷物の積み込みなど、お客さんが数人協力してテキパキと出港の準備をします。あとでわかりましたが、タモ入れやお祭りした時の対応なども常連のお客さんが連携しながら協力して釣りの運航を進めるスタイル。血抜きもセルフ。普段の船長のいたれり尽くせりのオフショアの釣行に慣れているのもあり、軽いカルチャーショック。…同じ釣り船でもいろんな船があるんやなーと思いました。
出港
7:00に小浜港を出港して2時間かけて経ヶ岬へ向かいます。やっぱりちょっと遠いですね。9:00にポイントに到着。場所は経ヶ岬沖です。
釣り開始
僕はジグは必要最低限しか持っていません。今日の登板はこちらの3本。
ウロコジグ 200g(シルバー)
ジグパラバーチカル ロング 180g (金赤)
ウロコジグ160g (シルバーゼブラグロー)
1月にまるいち丸で初めてジギングした際、ジグの重さが165gだったのでその周辺をベースに最大200gまであればまあなんとなかるやろうという判断です。
水深100m 。ジグは200gからスタートで。
ボトムからいってください。
と指示が入ります。いきなり200gか…200gのジグはウロコジグ1つしかないので非常にドキドキします。サワラに切られないかな…
天候は最高。海もベタ凪で揺れも全く気にならない。
おニューのロッドとリールを使ってジグを落とします。着底はばっちりわかります。最初からあまり飛ばす気はなかったので、とりあえず自分なりのワンピッチでぼちぼち巻き上げていました。
うん。使いやすい。
ロッドに適度な弾力があり、気持ちよくしゃくれます。リールも剛性感が高く、しっかり軽く巻ける感じ。ハンドルも丸いグリップが握りやすく力も入れやすいです。
めっちゃええ感じ。
自分の選択に間違いはなさそうでした。よかったー。
最初の流しは船中不発。2度ほど小移動をします。
ヒットしたら、ヒットっていってやー。
と船長。へー。そんなルールなのか。と思ってながらボチボチ巻いていると
キリキリキリキリ…
ドラグが出ます。元気よく叫びました。
ヒットー!
船で最初のヒットは僕でした。ドラグ音がええ音。ストラディック気に入りました。
とりあえずドラグを効かせながらテンションを抜かずにゴリまきします。グイグイあがってくるのはロッドのおかげか、リールのパワーなのか。なんかそんなに大きい魚では無いような…
サワラでした。90cm。
意外と大きかった。
ヒットジグ:ウロコジグ 200g(シルバー)
サワラカッターで切られなくてよかったー
血抜きもセルフなので、バケツで海から水を組んで血抜き。一応ナイフを持ってきていました。
船長にアクションを聞かれたので
あー。普通にワンピッチですねー
と答えます。
ワンピッチでサワラ釣れたよー。
みなさん頑張って!
と船中にアナウンスがされました。
その後。
周囲でもポロポロと誰かがサワラを釣るという状況が続きます。うーん。サワラはもういいので、ブリかメジロが欲しいところですが。渋いのだろうか…
その時、また何かヒットしました。
引きもそこそこだったので、またサワラかな?
魚が上がってきました。サワラです。二匹目かー!よしよしと思ってると
少し油断してテンションが抜けた瞬間に海に帰って行きました。
ガーン!
バラすなよー!
と怒られます。
すみません。いやーまたワンピッチでしたねー
というと
え?
あんなちょこちょこやっててジグが動くわけないやろ。
あんたのやってるのは棒引きってゆうんや。
え!?
僕ワンピッチジャークしてましたよね?動揺が隠せません。
はい。棒引きでサワラ釣れるよ!バーッと巻いてときどき止める。間違いない!
とアナウンスされてしまいました。
ちょっと待ってくれよ船長。
僕ワンピッチジャークしてるやないですか?
これがワンピッチじゃなければ僕はどうすればいいんだ?
良くわからんけどものすごい恥ずかしいです。
ワンピッチジャークとは
昼ぐらいから、船に17人乗っているにもかかわらず、ほぼ釣れなくなってきました。けっこう厳しい日なのか…下手すりゃ半分くらいの人がボウズなのではないでしょうか?
ときどき思い出したように単発でサワラがあがるのですが、隣の人がサワラをかけて、タモ入れの時にぼくのラインが絡んで切られました。ウロコジグ160g 殉職。
あああ…高級ジグが…
先程のバラしとの相乗効果でさらにテンション下がります。
そんな中、明らかに一人だけ圧倒的に釣っている緑のシャツの男がいました。
船の先頭(ミヨシ)で、さっそうと高速巻きとジャークをくりかえすその人は、船中が沈黙する中メジロ3匹とサワラ1匹を釣り上げました。完全な一人勝ち状態。
何が違うんだ!?釣り方を観察していました。
? なんかやっぱり僕のワンピッチジャークと全然違う!?
普段ショアジギングをしている僕は、巻き上げ1回につき、自然にロッドが動く範囲でチョンチョンチョンとアクションをつけてしゃくっているつもりでした。しかし何十メートルも離れている200gの鉄の塊が、こんな小さいアクションで動くのか?実はこれ船長に言われた通りジグが動いてないのでは?と思いました。
緑のシャツの男は、ロッドの振幅の範囲が広く、しかもピッチも速い。
とにかくリズムがいいです。
そして見ててもそんなに疲れたそぶりも見せずに、ひたすらしゃくり続けています。
はっきり言えることは、僕のジャークとは全然違うということです。
!?
こ…これが真のワンピッチジャークなのか?
緑の男の真似をして、同じようにしゃくろうとしましたが、なんかうまく行きません。そして疲れます。わからねえ!!どういうことなんだ!?
追い討ちをかけるように船長がひっきりなしに
ジグの色はなんでもええ!とにかくアクションを工夫しろ!
と捲し立ててきます。
アクションて!!アクションとは何なのだ!?
ますますわからなくなります。しかたねえ。
根性だ!とにかく根性を見せろ!
その後僕は残り時間全身全霊をかけて、下手なりにしゃくり続けました。
釣れないし、わからないなら根性を出すしかありません。
手の皮は剥け、両手の握力がなくなるまでしゃくり続けました。
コツは最後までわかりません。正解もわかりません。
汗をかきながらとにかく全力でジャークだ!
しかしブリ、メジロは釣れませんでした。
釣り終了
16:00に終了となり帰路につきました。
つ…疲れたー
結局僕の釣果はサワラ1匹。
これも釣ったというより、たまたま釣れただけっすね…
なんせ棒引きですからね。
帰り際に船長が
今日はここ最近では一番渋かった。
まあこんな日もありますわなー
といってました。まあ確かにボウズの人も結構いたので渋かったんでしょう。
とはいえ4匹釣ってた人もいるわけなので…ようは腕があれば釣れたということですよね?
つまりワンピッチがちゃんとできれば釣れたわけですよね。
ちきしょう!
上手くなりてー!!
腕の差で釣果にも差が出てすごく悔しかったです。
練習するしかないか…でも正解がわからない。。。
そして帰りも船で小浜まで2時間。遠い…
まとめ
ということで、人生2度目の京丹後ジギングの釣果はサワラ1匹(90cm)となりました。
ボウズの人も結構いたので釣れただけいいですが、やっぱりブリ系を釣りたいですね。今シーズン必ずリベンジしようと思いました。
ジギングは疲れますけど、なんともいえない充実感がありますね。なんか試合で全力を出して終わった後の感覚に近いです。
これは他の釣りには無いジギングの魅力なんじゃ無いでしょうか?あまりにもハードなので人は選びそうではありますが…ちなみに全身筋肉痛です。
しかし真のワンピッチジャークとはいったいなんなのでしょう?
これは勉強するしかないですね。自分なりに練習して、次のジギングに備えようと思います。
そして初めての小浜からオフショアジギングの遠征でしたが、ちょっと船で往復4時間は長いっすわ…。料金も一緒だし、移動の分釣りの時間も少し短めだったので、正直予約が取れるなら京丹後の船に乗ったほうがやっぱりいいなーと改めて思いました。
ただ、富丸さんはとにかくお客さんの民度が高くて、お客さんが全員親切。気持ち良い釣り空間がそこにありました。両舷で釣るのもあって正直お祭りは多かったですが、だれも嫌な顔せずに助け合って釣りをする姿にちょっと感動。船長は釣りの最中も「めっちゃいい感度きてる!」「今チャンスチャンス!頑張れ!」などやる気を引き出すアナウンスが軽快で、このあたりが常連に愛されているんだろうなと思いました。
片付けが終わったら19:00前。腹が減って死にそうです。帰りに小浜港のちかくの、福井名物のソースかつを食べて帰りました。すごいボリュームで美味しかった。小浜新港に釣りに来たら是非。
以上、2度目のジギングチャレンジでした。12月から本格的な寒ブリの季節。
まずはワンピッチジャークについて調べて、練習したほうがいいですね。
そしてしゃくり方をマスターし、次のジギングに備えようと思います。
帰宅してすでにYoutubeなどに解説動画を発見したので、その解説と練習の様子などまたブログに載せようと思っています。
ではまた!