舞鶴から出船する宮本丸2にて、サワラ&タチウオジギングに行ってきました。
2021年3月中旬。小潮。晴れ。
はじめてのサワラジングにしては結構たくさん釣れました。
さっそくレポートします!
宮本丸2
舞鶴には7時半入り。出船が8時からですので、結構ゆっくり準備できました。睡眠もしっかりとって体調も万全です。
釣り人7人乗りの釣り船はこんな感じで、そんなに大きい船ではありません。今回もレンタルタックルですが渡されたロッドとリールはこちら。
持った瞬間「重っ。」となりました。おそらくそんなに高価なタックルでは無いですねー。まあ全然いいですけど。
料金は13000円+レンタルタックル2000円と、この近郊の相場といったところでしょうか。
僕以外のお客さんは3人組が二組。
釣り好きの熊のような男性とその仲間たち3人。
仲良し中国人3人組という感じでした。日本語はしゃべれます。
ひとりぼっちの参加は僕だけでした。釣り座も3人と3人の間に挟まれたポジションで少し肩身が狭い感じ。8時ちょうどに出船して、さっそくサワラのポイントに向かいました。
サワラ前半戦 手探りの出だし
先週の釣果を宮本丸2のブログで見ていましたが、ここ最近どうやらサワラは全く釣れてなかったようでした。ただ潮も変わってますし、間に荒れた日もあったため、きっと海のコンディションも変わってるんちゃうかなー。と希望的観測で釣りを開始します。
水深は30m。船でこんな浅いポイントに来たのは初めてです。本日の登録選手はこちらの4本のジグたち。最初の登板は左上のジグパラバーチカル100g赤金としました。頼むぞ!
海がうねってて、かなり揺れます。手元を見ながらジグの付け替えをするだけで一瞬で船酔いし吐きそうになります。そのためよっぽど釣れない限りは僕はジグを変える気はありませんでした。
ん?お客さんが僕を含めてなんか6人しかいません。
どうやら左の3人組のお1人(メガネの人)がそっこー船酔いで倒れてしまったようです。まだ出船して30分くらいしか経ってないのですが。。。ご愁傷様です。
サワラはとりあえずワンピッチでアクションしてれば釣れるとネットで読みました。ショアジギングの要領でワンピッチジャークを繰り返します。周囲をみるといろんな誘い方をしています。ロングジャークの人が多かったですね。
そういうもんなのかなーと思っていると、先頭で釣りをしていた中国人3人組のひとりが、
じーーーーーー!とドラグを鳴らします。
「サカナキタよー!」
ひゃっはー。と笑いながら何かかけたようです。おお。。まじか。まだ始まったばかりですが。。。。
にしても楽しそう。明るい人だなー
あがってきたのは、りっぱなサワラでした。
おー!!!
すごい!ちゃんといるやんけ!
今日は期待できる予感がしました。
しかしうらやましーなー。
ジグをちらっとみるとシルバー系を使っています。
シルバーがいいのかなー。。。と思いましたが、ジグを変えると酔うのでめんどくさくてそのままにしていました。
ひだりの三人組の1人が語り出しました。「シルバーやなこれは。シルエットも小さめがいいで。」
いかにも釣り好きの熊のような男は、せっせとジグを交換していました。そしてジグを投入すると。
「よっしゃ!」
なんと一投目で何かかけたようです。サワラでした。
間髪入れずに、先頭の中国人のおっちゃんがまたかけます。
僕は思わず「まじか」と口走ってました。
「マジよー!サカナよー!」
明るい中国人のオジサンは、とにかくよく釣る楽しい人なのでした。
やっぱりジグはシルバーです。そしてものすごいでかいサワラを上げました。
ううううううんん???
シルバーなのか?やはりシルバーなのか?
2、3流しが終わって移動中。船酔いと格闘しながらジグパラバーチカル150gシルバーにチェンジしました。水深30mで150gってどうなんやろ?ワンピッチで動かしますが、まあ問題はなさそうです。
よっしゃこれで釣るでー。ジグを投入。少し重いけどまあつかえるなー
と思っていたら
「はい。マタキタよー!」
また先頭のおっちゃんがサワラをかけます。
どんだけ釣るんや!
ほぼ一人勝ちやんけと思っていたら、海面近くにあがってきたサワラが僕の方に向かってきます。
お??おおお???
一瞬ぼくのジグが重くなったと思ったら、スッと軽くなりました。
なんと、先頭のおっちゃんから、左方向に3人のラインすべてをサワラがカットしていき
全員ジグをロスト。。。。
サワラは無事上がって、中国人のおっちゃんは3本目です。
ジグパラ150g殉職
まじかー。。。俺ジグあんまり持ってないのになー。。。
シルバーのジグはのこりはウロコジグの200gしかありません。
たださすがに200gは重すぎるし、そもそも無くしたくありません。
しかたなくまた100g赤金に戻します。
とりあえずおっちゃんが釣りまくるので、魚の活性は悪く無いはずです。頑張れ俺。
すると。。。
ぐぐっ
お!なんかかけたぞ。ついに魚の感触です。サワラか?いやでもなんか軽いけど。
シーバスでした。
とりあえず坊主は免れた。最悪これを明日の晩御飯にしよう。
とりあえず魚を釣ることができて、元気がでました。気合を入れてワンピッチでしゃくっていきます。するとすぐにとんでもない強い引きにあたりました。
じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ぐおおお。重い!!さすがにこれはサワラやろ。
ばばーん!
ついにサワラが釣れました。よっしゃー!!
念願のサワラです。
マジで嬉しい。きっと美味しいに決まっている!
気を良くした僕は、さらに元気にしゃくっていました。するとすぐにまたあたりがきました。
じーーーーーーーーーー!!
よっしゃーーーーーーーーーーーー。
きたー!!
せんちょーーーーー!!
タモ入れのために大声で船長を呼びます。すると左から「あ!!」という声が聞こえました。
なんと僕のラインに左の女性のジグが絡んでいます。
まじか!!こんなときに!?
しかし掛けたサワラは引き続けます。ちょっ。。。はずしてもらえま。。。
ぐらいでPEが高ぎれ。
サワラとジグパラは海の彼方に消えて行きました。
ジグパラ100g 赤金 殉職
うおおお。。。なんちゅーことしてくれるんだ。。。
しかし。。。釣りはお互い様。。僕もいつ迷惑をかけるかわからない。。。笑顔笑顔。
とはいえ僕の残りのジグはタチウオ用の120gピンクゼブラ と ウロコジグ のみです。
時間をみるとまだ10:30ごろです。
ウロコジグは重すぎるので使えないですし、そもそもサワラごときで無くしたくありません。ということは残りの時間ジグ1個で戦わねばならなくなりました。
そもそもこのジグは「タチジギ道場」なんですけど。。。。
タチウオ用のジグでサワラは釣れるんだろうか?
サワラ後半戦 まさかの絶好調
全然気乗りしませんが、ピンクゼブラのタチジギ道場を取り付けます。PEが高ぎれしたのでリーダーを結び直すことからスタートでした。
うううう。。。気持ち悪い。。。
なんとかジグを取り付けた瞬間。激しい吐き気に襲われます。水を飲みましたが逆効果。胃の内容物が一気に逆流し、結構大量に海に撒き餌となりました。船釣りはこれで5回目ですが、吐いたのは初めてです。
ただ不思議なもんで、吐いた瞬間すっきりして元気になりました。
よし!やるぞ。。。
しゃくり続けないと釣れない。
それがジギングだ!!!
その結果。
立て続けにサワラ4本ゲット。
なんかしらんけど面白ように釣れます。
このジグ。。。タチウオ用なんちゃいますの?
じつはサワラ道場なのか?
周囲はだれもピンクなんか使ってませんでしたが、あまりにも僕が釣りまくるので、船中のルアーが全員ピンクに変わっていたのはちょっと笑いました。
そしてピンクが効いたのか、周囲でも次々にサワラがあがり、船の上で船長は大忙し。
あっという間にサワラパフェ完成。
↑イチゴ味。
サワラにはピンクが効くのは本当だったようだ。
サワラ狙い終了。
僕の釣果はシーバス1本 サワラ5本 と大満足の結果となりました。
しかし今日は波が高くて船が揺れます。
いつのまにか中国3人組の一番年配の人も撃沈し、隅の方でつらそうにしています。
僕も結構限界が近く、すでに結構釣れてるのもあり
タチウオもういいから帰りたい。
と思ってました。
が、今日はサワラ&「タチウオ」ジギングです。
タチウオポイントへと移動となりました。
タチウオジギング
舞鶴港近くまで船は戻りました。
内湾に入るとさっきまでの海のうねりが嘘のように
ものすごい静かな、夕方の凪の海となりました。
静かだ。。。
タチウオジギングは、水深15mの海域を、ボトムから3m以内を素早く探ってタチウオを拾っていく釣りのようです。
みんなもちろんジギングをするのですが、僕には秘密兵器があります。
タチウオテンヤー!!
ジグでつれて餌で釣れないわけがない。
テンヤタックルを持ち込んで、ひとりだけジギングをせずにタチウオテンヤでタチウオを狙います。
結果!
あたりすらなく。坊主!
1時間経過して終了。
船長。。。船長の言う通り、テンヤでは釣れませんでした。。なんでなんやろ?
餌なのに。もっと興味をもってくれてもいいのになー。
が、そもそもこの日は他の人もほとんど釣れず、上がったタチウオは船で3本のみでした。
(しかもペラペラのロリウオでした)
次来るときはちゃんとタチウオジギングしようと思います。
最終釣果
サワラ5本 60cm~88cm
シーバス1本 52cm
こんだけ釣れれば十分だ!楽しかった!出だしにつりまくってた明るいおっちゃんも最終サワラ6本だったので
うまい人と互角の戦いができました。よくやった!俺。船全体でもたくさん釣れました。
船長も気さくで親切でした。宮本丸2人気あるのもわかるわー。
今シーズンはもういくことはないと思いますが
来シーズンまた必ずこの船でサワラを狙いに行こうと思いました。
サワラジギングは、ブリやヒラマサを狙う王道ジギングと結構違いました。
水深が浅いし、ジグも軽いし、動きも比較的スローなので、あまり疲れません。
京丹後ジギングは気合をいれる必要がありますが
舞鶴サワラジギングなら気軽にいくことができそうです。
ついに念願のサワラが釣れましたが
味はどうなんでしょう?
【今回使用したタックル】(レンタル)
・リール:シマノ スフェロスSW 8000PG
・ロッド:メジャークラフト ジャイアントキリング
まるいち丸に比べるとお安めのまとめ方。
ただサワラジギングには十分な性能だと思いました。もし自分で揃える場合安く抑えたいならアリなのかなー。頑丈そうな雰囲気はありました。
リールは重くてびっくりしましたが、釣ってる最中は忘れてました。
↑2022年もサワラジギングに行ってきました。