【京丹後】はじめてのディープタイラバ 体験記

どうも!こむぎです。

ラーメンを自作していますが、オフショアの釣りも好きや!

先日ぶつくさ理屈をこねながら準備をしていたディープタイラバ ですが、いろいろ考えた結果もうとりあえずさっさと行くことにしました。人生はじめてのディープタイラバ 。結果はいかに?早速行ってみましょう。

目次

 ロッドもリールもレンタルしました

釣行日当日。朝3:00に起床し、一路京丹後へ。集合場所の間人港に着いたときに大変なことに気づきました。

電動リールもタチウオロッドも両方忘れた!!

なんということでしょう。(ケーブルしかありません。)朝早起きしてねぼけまなこで荷物を積んだのがよくなかった。前日に全部車に積んどけば良かった!いったい何しに来たんだー!!アホすぎる!!

しかしこのままでは釣りができません。予約していた船宿に電話して、至急レンタルロッドとリールを…とお願いしました。レンタル代は1000円。安い!借りたのはこちら

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・ロッド:メジャークラフト ソルパラ SPXJ-B69ML TR/ST

・リール:ダイワ 紅牙 ICS 103L

おー。タイラバ タックルを買うならまさにこんな感じかなーと考えてたそのままの品。まあ、今回は電動はできませんが、柔らかめのタイラバ ロッドと手巻きリールでディープタイラバ に挑んだらどんな感じなのかは、本日しっかり体験できそうです。次電動タイラバ をやることがあれば、実感をもった比較ができるかな。と前向きに考えることに。

出航

6:30きっかりに出航。今回釣り客は僕をあわせて5人。船はいままで乗った釣り船の中では一番大きく、スペース的にはかなりゆったりとしています。イカメタル などは10人まで乗せてるようなので、まさにソーシャルディスタンス。全員きちんとマスクをしています。この日の天気は基本晴れではありましたが、前日まで結構風が吹いていて、まだ海はうねりが残っている状態でした。予報によると8時から9時くらいにはだいぶ波も風も収まる予報ですが…

うねりが収まるまで、しばらくここでやりまーす

船長からアナウンス。まだ港からでて5分くらいしかたっていません。ていうか港見えてるんですけど…それもそのはず。6回のオフショア経験がありますが、自分史上最高クラスの海のうねり。うねりが強すぎて沖に出られないのです。

ひー!
揺れすぎて立って釣りできない…

持ち込んだクーラーボックスに座って釣りを始めたのですが、座っていてもクーラーボックスごと何度もひっくり返りそうになります。横揺れを通り越して、大きく縦揺れしてる感覚。タイラバは、結ぶだけなのでそんなに大した作業じゃないですが、1分手元をみてただけで吐きそうになります。それでもせっかくきたわけなので、なんとか釣りを開始します。

着底がわからない…

京丹後のタイラバ はジギング同様ドテラ流しが基本。隣の人とラインが絡みにくいのと、船自体が自然と流れていくのでラインが斜めになり水深よりだいぶ長くラインが放出されます。明石のバーチカルなタイラバ とはまた別の釣り方らしいですね。

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とりあえず船長が120gでよいというので、ヘッドは130gからスタートします。水深は70m。タイラバ は落として、着底した瞬間に巻き上げを開始し、定速でまいていくのが基本!とネットで勉強しました。

とりあえず仕掛けを落としていくのですが、ラインがどんどん出て行きます。100m。120m。160m。

んーーー???あれ???無限に出ていくんですけど。。。ここ水深70mですよね?

結局200m近くラインが出てしまっています。様子がおかしいので、とりあえず着底がわからないまま、巻き始めます。

ぐっ。。。重い。。。

ラインが200m出てて、さらにヘッドが130gあると、なかなかの巻き抵抗。ジギングの時はハンドルノブもでっかいのがついていて、1回転で1m近く巻きとれるので、多少ラインが出てもそんなに嫌じゃなかったですが、タイラバ 用のリールはダブルハンドルで1回転50cmしか巻けず、ハンドルの回転半径も小さいのもあって肩に負荷が来る感じ。ものすごい重労働に感じました

とりあえず変だと思ったので、一度完全に回収します。200m巻き取るのは、つ…つらい…

船長に

着底がわからないです

ときくと

150gにしてはどう?

とのこと。150gは持ってないのでとりあえず160gに変更し、再度チャレンジ。うーん。。。。それでも着底がわからない

船長がちょっと貸してみろというので、タックルを渡す。じっさい僕のタックルを使って身振り手振りで、着底の判断のコツを教えてもらいました。

①ここは水深70mなので、流されてだいたい90mぐらいかなーと予想をつける。

②着底した瞬間一瞬スプールが逆回転するので、着底と判断して巻き始める。

③20mくらい巻いたらもう一回落とす。

④次はさらに流されるので100mくらいかなーと予想をつけてスプールを注視。

⑤一瞬スプールが逆回転したら、巻く。を繰り返すとのこと。

なるほどー。実際やってみました。

えー…。。。うーん。。。わかるようなわからんような。。。一瞬スプールは逆回転するタイミングはあるものの、その後船自体が流されているからなのか、少しするとまだラインがスルスルと出続けるんですよね。

開始1時間ほどですでに船酔いでグロッキーになってきました。キモチワルイ…そして周りも誰も釣れないので、余計にテンションが下がってきます。

 

2時間後 海が徐々に穏やかに

だーれも何にもつれないまま8時半くらいになりました。

ここで船長からアナウンス。

波が収まってきたので、沖に出発して、ディープやりますねー

おお…ついに。ここからが本番だ。

着底がわからないものの、しかけが流されているせいだろうとも思うので、海が穏やかになるならもうちょっとマシになるんちゃうかなー

船にゆられること移動15分。経ヶ岬の少し西の方の海域に到着しました。ここは以前まるいちまるでブリを狙いに来た時にみた風景です。

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時間は9:00

ディープタイラバ のスタート

はい。水深105mですー

水深はいっきに100mを越えて、ディープタイラバ のスタートです。

とりあえず160gしかけを落とすのですが、あいからわず着底がよくわかりません。

うーん。。。200gにしてみるか。

すると、さっきよりあきらかにスプールがピタッ。と止まるタイミングが確認できるようになりようやく底を取ることができた実感がわきました。

ただし、200gにしたぶんだけ巻き重りがえげつないです。

重い…重すぎる…苦痛…

ロッドを固定する右肘は震えだし、リールを巻く左肩は激しい肩こりに苛まれてきました。

なぜ僕は電動リールを忘れたのだ…

こういっちゃなんですが、なんでみんなこんな巻くだけのしんどい釣りを手でやってるんでしょうか?絶対電動のほうがいいと思うんですけど。特に回収の時が顕著。200m巻いて仕掛けを戻すのは苦行でしかありません。あー。。。しんどい。だれか電動リールもってきてー

200gは疲れるので、結局すぐに160gに戻しました。そしてまた着底がわからなくなる。。。無限地獄。目を開けてると船酔いするので、目をつぶり半分瞑想しながらリールを巻き続けました。

大鯛あらわる

そんな僕が無我の境地に達していた頃。 真ん中で釣りをしているお兄さんに強い当たりがきました。フォール中に食ってきたとのこと。

あー。。これ絶対青物や」と顔色変えず、やりとりをしています。

このさい青物でもいいけどなー。うらやましい。と思っていると船長が

これたぶん鯛ですよ

 ほんまかいなと思っていると、市場やデパートでもみたことがないくらい巨大な鯛があがってきました。

まじか!!でけー!!

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これ写真だと小さく見えますが、70cmクラスの鯛で、実物の迫力はとんでもないものでした。体の色もどす黒く、なんだか風格のある佇まい。

ほんとにこんなの釣れるんやなー…これがディープタイラバ か。

なんて夢のある釣りなんだ。

頑張る僕。しかし…

こんなのを見せられたら、自分も頑張るしかありません。つれたタイラバ をみると、普通に赤のヘッドにピンクのスカート、ネクタイがついためっちゃ普通のタイラバ です。ただ僕がもってるものより、かなりボリュームがあるというか、ふさふさしているように見えました。

うーん。。。どうしよう。。。あんなふさふさのヤツ持ってないです。しょうがないから色だけ赤系にするかー…

すると地合いなんでしょうか?船中あたりがみられるようになりました。

同じ人が大鯛を追加、もう1人がマフグと、大鯛、でっかいガシラを釣る。他の人の連子鯛を釣る。など、船長も忙しそうになってきました。

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とりあえず鯛はデカイのばかり

だが、ぼくだけ釣れません。

一匹たりとも釣れません。

あたりすらありません。

なんでやー。。。どうした?おさかなさーん!!!

お昼にかけてどんどん天気は良くなり快晴。海も穏やかになり、朝のうねりが嘘のように、べた凪の日本海に変わりました。その後も他の人はぼちぼちタイやマフグを釣り上げ…

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昼からは快晴で、海も穏やか。

終了

14:30。

本日の釣行は終了となりました。

ろくに飯も食わず、吐き気に耐えながら、ひたすら落として巻きを繰り返した8時間。

ついにオフショアにて…1万円以上お金をはらったのにぃ…

釣果ゼロ。

完封負けです。あたりすらゼロの完全試合でした。

溢れ出る疲労感…船でBOSEとは…

前回のサワラジギングが釣れただけに、ちょっと上手くなったと調子に乗っていました。これが現実や。。釣りの神様ごめんなさい。

船には5人のってましたが、あたりすらなく何にも釣れなかったのは僕1人だけでした。つまり単純に僕が下手だったから釣れなかったっちゅーことです。この日はどっちかというと「釣れる日」だったようで、みなさんそれぞれ釣果がありホクホクした満足げなお顔。

いやー。残念でしたね。次は釣れますよ。またよかったら寄ってください

 と僕にだけ慰めの言葉をかけてくれた船長。

いや。むしろごめん。釣ってあげられなくてと思いました。

まとめ。何が悪かったのか?

他の人は釣れてましたし、帰ってから他の船宿の釣果をみましたが、「釣れる日」だったのは明らかでした。最近は周りも釣れてるなら自分も釣れるのがほとんどでしたので、こんな完全敗北は久しぶりです。ということで何が悪かったのか分析しました。

①着底がわからん

一番のポイントはやはりこれだと思いました。着底がわからんし、迷うので巻き始めのタイミングがたぶん他の人より「なってない」状況だったと思います。もうちょい重くしたいんですが、重くすると疲れるので、ヘッドを重くするのを嫌がってしまいました…電動だったら疲れるのは気にしなくてすむのになー

②定速巻きができてない

とにかく疲れるので、定速でまきとることができてませんでした。これはわかっててもできませんでした。難しい。電動なら簡単にできた気はするなー

③しかけが貧相だった?

釣れてる人の仕掛けに注目してたのですが、スカートがふさふさしていて、けっこうボリュームがあるなと思いました。一方僕は市販の仕掛けをつかっていて、もっとシンプルです。うーん。ここはよくわからんけど、次行くならもっとボリューム出した方がいいんじゃないかなあと思いました。かつ電動なら、スムーズにしかけも動かせるんちゃうかなー

ということで結論としては

電動なら釣れたんちゃうの?!

と思いました。その確認をしにいったはずだったんだけどな…正直船を降りた瞬間は「もうタイラバ 辞めようかな」とまで思ったんですが、電動を試さずにやめるわけにはいきません。夏までに必ずリベンジしたいと思ってます。

帰って仕掛けを洗ってたんですが、よくみるとスカートとネクタイが食いちぎられて短くなってました。

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ぱっつり切れてる

おお…全く魚に見向きもされてなかった訳ではなかったのか。そういえば何回か「ん?」という感触はありました。これだけでも嬉しいです。

ディープなら、でかい鯛が釣れる事もよくわかりましたし、次は大鯛つって鯛しゃぶするんや!

電動リールでディープタイラバ や!(つぎこそ)

てことで、そのうちまたタイラバ に行こうと思います。

ではー

【その他のオフショア釣行記はこちら】

 

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